コマツナ 

アブラナ科

撮影 2000.4.4 高津区久地 401付近の土手にて

解説

 秋から冬にかけて八百屋さんで売っているあのコマツナです。4月に入って花が咲き、あのコマツナとはまったく別な植物に見えますね。あの私たちが食べているコマツナ(茎が生えていないもの)を、コマツナのロゼットといいます。冬の厳しい寒さをしのぐために体をうんと小さくしているのがロゼットなのです。このロゼットで冬を越す植物はたくさんありますよ。ぜひ調べてみてください。
 このコマツナは、ナノハナの仲間です。花びら(花弁)は4枚、雄しべは6本(うち4本は長く、2本は短い)あります。もうこんなに茎が伸びてしまい(約1メートルほど)、固くて食べることはできませんが、もうぼちぼち種をつけています。もっと早い時期で、茎が出たばかりのうちはやわらかく、塔菜として食べるととてもおいしいです。私はゆでて、鰹節としょうゆで食べるのが大好きです。写真のものは、この近所の人がほんの少しの空き地に種をまいて、コマツナを栽培したものでしょうね。

   

撮影 2000.4.4 高津区久地 401付近の土手にて