ギョイコウ 〈御衣黄〉 

バラ科

撮影 2002.4.5 高津区溝口 6−6−30 付近で

解説

 いやあ この花を見つけたときには驚きました。何回となくこの道を通っているにもかかわらず、ここにこのような花があったとは気が付きませんでした。ですからこれも葉ではなく「ハナ」だと気が付いた時は、まったく驚きました。どうやら「このように緑っぽい花なんか無い」と、自分で決めつけていたのでしょう。
 ご覧のようにこの花は、高いところに咲いています。花のアップを撮りたくて踏み台を担いでここにいきましたが、とどきません。そこでこの家の方にお願いして、撮らせてもらうことにして、玄関の呼び鈴を押しました。初めてのけいけんです。緊張しました。そしてわけを話し名前を名乗り、写真を撮らせて欲しいことをお願いしました。するとここの奥さんは気持ちよく承知してくださり、たいへん親切にしてくれました。風のひどい日でしたので、本当に助かりました。人の親切はうれしいものです。心からお礼を述べました。
 これはサクラの仲間なのです。サクラを庭に植え始めたのは平安時代からだそうですが、その頃から品種育成が行われてきました。このサクラもその中の一つです。花びらの色が珍しく、緑色と黄色が混じっていて、花の中心に紅色の筋があるのが特徴です。花の直径は3〜4cm、花びらは12〜14枚くらいあるそうです。

   

撮影 2002.4.5 高津区溝口 6−6−30 付近で