キクイモ 

キク科

撮影 2001.8.28 高津区久地 741 付近で

解説

 北アメリカ原産の多年草。菊の花のようで根にはイモが出来るのでこの名前があるそうです。このいもはイヌリンという甘味成分を含み、大量に栽培されて果糖製造の原料にされてきたそうですが、とても繁殖力が強く、野生化したものが多いそうです。
 ご覧のように花もきれいで、観賞用としても栽培されてきたそうですが、日本には、江戸時代の終わり頃に渡来したそうです。
 花の大きさは8cmほど、まわりの花びら(舌状花と書き、ゼツジョウカと読みます。)は一列に並び、舌状花の数は10個以上ついているそうです。この場合については写真で数えてみてください。
 背の高さはこの場合で2メートルほどでした。葉にも茎にもあらい毛がたくさんあり、さわるとザラザラします。面白いことに茎の下の方の葉は向かいあってついているのですが、上の方に来ると互い違いに付いています。一ヶ所だけを観察して結論を出すと間違ってしまうこともあるということを教えてもらいました。

   

撮影 2001.8.28 高津区久地 741 付近で