コデマリ 別名:スズカケ

バラ科

撮影 2000.4.24 高津区溝口 3-23-712 付近で

解説

 真っ白で大変清楚な感じの花。江戸時代の初めにはもう日本に植えられていたそうですが、原産地は中国で、高さ2メートル前後の落葉低木です。茎は細長く伸び、先の方はごらんのようにたれ下がります。葉は、互い違い(互生)につき、長さ3cm前後、幅は1cm前後です。茎の下の方の葉は、葉にギザギザ(きょ歯:きょしと読む)がありませんが、上の方の葉にはギザギザがあります。同じ植物なのに上と下で違うなんておもしろいですね。
 花は、新しい葉とともに、今年出たばかりの新しい枝に、ご覧のようにたくさんつきます。丸まってマリのようになっているところから、この名がついたようですが、丸くなった一つの花の集まり(花序といいます)には20個内外の花がついています。白色の花びらは5枚、雄しべは約20本あります。

   

撮影 2000.4.24 高津区溝口 3-23-712 付近で