クレオメ 白 別名:クレオメソウ、セイヨウフウチョウソウ

フウチョウソウ科

撮影 2000.8.23 高津区溝口 2−25−468 付近で

解説

 大変よく目立つ花です。明治時代の初め頃日本に伝えられました。以来、観賞用として栽培されている一年草だそうですが、この花は一本だけぽつりと咲いていました。野生化したものと思われますが、その後このあたりはきれいに除草され、影も形もありませんでした。残念です。
 真っ白な花弁で、すがすがしい感じのする花ですね。左下の写真を見てください。花びらはどれでしょう? 奇妙な花びらですね。花びらの根元が細く棒のようになってガクのところにくっついています。しかも上の方にだけ片寄ってついていることがお分かりでしょうか。その下の方にはとがった4枚のガクが見えます。雄しべは6本、雌しべは1本、二つとも花びらの2〜3倍の長さで、外に飛び出しています。緑色の雌しべを見てください。雌しべの先は少しふくらんでいます。このふくらんだところに種が出来ます。(上と右下の写真参照:先が黄色いのは雄しべのヤクか?)
 どうしてこんな奇妙な形にならなければいけなかったのでしょうか。 

   

撮影 2000.8.23 高津区溝口 2−25−468 付近で