キダチアロエ 別名:アロエ、キダチロカイ

ユリ科

撮影 2000.12.12 久地 467付近で

解説

 普通にアロエ、アロエと呼んでいましたが、よく調べてみるとアロエというのは学名(世界共通の名前)の一部で、資料によって上に記したようないろいろな名があることが分かりました。漢字では「木立廬会」と書いて、キダチロカイと読むようです。木立(木のようにたっている)のアロエという意味もあるようで、私にはどれが正しいのか、よく分からないというところが真相です。
 たいへん種類が多いそうで、アフリカが原産なのですが、日本に入ってきたのは200種ほどだそうです。そのうち庭などに植えても寒さに耐えるのは、このキダチアロエだけだそうです。
 この写真の場合は高さが150〜160cmほどで、この家の奥さんの話ですと娘さんが生まれたときに植えたから、もう30年以上もたっているとのことでした。葉は、ご覧のようにトゲだらけですが、皮をむくとでてくる汁は胃弱や便秘などの薬として昔から利用されてきました。私も試したことがありますが、にがっぽい味がしました。試すときは大人とよく相談してからにしてください。間違うとたいへんです。
 花は、たくさんつぼみが集まっていて、下の方から下向きに開いていきます。花びらは根元でくっついていますが二重になっていて、六つに裂けています。一つの花の長さは、4〜5cm、直径は7〜8mm、雄しべは6本あります。

   

撮影 2000.12.12_ 久地 467付近で