キツネノマゴ 

キツネノマゴ科

撮影 2001.9.6 高津区宇奈根 847 の川原 土手で

解説

 多摩川の土手でこの花を見つけました。ご覧のようなやぶの中にあったのですが、あわい紅色が目にとまりました。きっと昆虫などもこのように花を発見にするのでしょうか。 
 写真を見ると花びらは2枚のようですが、根元の方でくっつきあっている合弁花(ゴウベンカと読みます)です。花びらが唇のように2枚に割れているので、このような花を唇形花(シンケイカと読みます)といい、この花の上の白いところを上唇(ジョウシンと読みます)、下のあわい紫色の部分を下唇(カシンと読みます)といいます。この上唇には雄しべが2個、雌しべが1個ついています。下唇は大きく白い模様があり、蜜のあるしるしなのだそうです。このような小さい花(小花:ショウカといいます)がたくさん集まって、長さ2cmほどの穂のようになっていました。

   

撮影 2001.9.6 高津区宇奈根 847 の川原 土手で