カロライナジャスミン 

マチン科

撮影 2002.4.2 高津区久地 741 付近で

解説

 朝、久地駅から歩いているとこの黄色がすぐ目に入りました。なんの花だか分かりませんでした。ですが、おだやかで甘くて、私の大好きな香りを漂わせていました。資料で調べてみて、いっぺんで好きになりました。花は3月〜7月と長い間開いていますし、寒さにも強く、しかも栽培もしやすいのだそうです。その上によい匂いときれいな花と・・・是非せまい庭ですが植えてみたいと強く思っています。でもこの花は、有毒なのだそうです。気を付けねばなりません。
 常緑でツル性、葉は、対生で先は鋭くとがっています。花は、ご覧のようにラッパ状で、先が五つに割れています。黄色い色がとてもきれいですね。花の中をのぞいてみました。左下の写真です。長く影まで付けて飛び出しているのは雌しべです。雌しべの頭(柱頭:チュウトウと読みます。花粉を受けるところです。)は、四つに割れているのが分かります。その下の方に雄しべが雌しべの柱を取り巻くように見えます。花が割れているだけの数か、その倍数の雄しべがあると資料にありました。
 インターネットなどで調べてみると、原産地はアメリカのカロライナ州と出ているものもありましたが、そうでないものもありました。ただ、ジャスミンという名前がついていますが、あのお茶にするジャスミンとはまったく違う種類の仲間です。(有毒ですから食べてはいけません。)素晴らしい匂いを漂わせてくれるところからこの名前がついたようです。

   

撮影 2002.4.2 高津区久地 741 付近で