カキ 

カキノキ科

撮影 2000.5.31 高津区溝口 5-15-1189 付近で

解説

  もう花の時期が少し過ぎていて、花弁は枯れて(下の写真のように)しまっています。しかし、子房(雌しべの根元で種や食べるところになる)がふくらみ始め、秋には甘い柿の実が真っ赤に熟れることことでしょう。
 柿というとやはり子どもの頃を思い出します。すぐに食べられる甘い柿は我が家にはなく、渋柿の皮をむいて干し柿にするか、渋柿をそのままわらに包んで、お正月まで保存しておくのです。どうして我が家には甘柿がないのだろうと、恨みがましく思ったものでした。
そしてお正月に、こたつに入りながら、わらに包んであった柿を食べるのです。冷たくて、甘くてそのおいしかったこと、今でもはっきり覚えています。
 一本の柿の木には、雄花と雌花があるのだそうです。私は、そのようなことを知らなかったので、雄花は意識して撮ってありません。知らないということは本当に情けないですね。ここに写っているのはみな受粉(花粉を雌しべにもらうこと)を終えた雌花ばかりのようです。
 翌年、2001年の5月17日右下のような写真を撮りました。左のものと比べてみてください。

   

撮影 2000.5.31 高津区溝口 5-15-1189 付近で