クレオメ 別名:セイヨウフウチョウソウ、クレオメソウ

フウチョウソウ科

撮影 2000.8.8 高津区溝口5−26−30付近で

解説

 この花を初めてみたとき、本当に驚きました。世の中ひろしといえども、こんな花もあるんだなあと、自然の奥深さに感動しました。
 高さは80cmほどでした。枝分かれしたその先にたくさんの花を付け(この場合総状花序:ソウジョウカジョといいます)ます。花びらの色は白や桃色があります。花びらは4枚で約2cmほど、雄しべは4本でうす紅色をし、長さが花びらの長さの2倍〜3倍もあります(左下の写真で、長いひものようなものが横の伸びているもの)。雌しべは1本です。どうしてこんなに雄しべが長いのでしょうか。きっとそのわけがあると思いますが、今は私も分かりません。自家受粉を嫌うからなのかなあと想像はしていますが、あくまでも想像です。
 花の下に長い柄をつけてたれ下がっているものは、花が咲き終わったあとの種子です。これから考えると、花はしたから次第に上の方に咲いていくことが分かります。
 また葉は、手の形をして(掌状複葉:ショウジョウフクヨウといい、手の形をした葉)いて、向かいあってついています。
 熱帯アメリカ原産の一年草で、葉や茎全体に粘っこい毛が生えています。

   

撮影 2000.8.8 高津区溝口5−26−30付近で