カナメモチ 別名:アカメモチ、ソバノキ

バラ科

撮影 2001.5.9 高津区溝口 5−15−25付近で

解説

 高さ10メートル、胸の高さの直径が30センチメートルにもなる、常緑の高木になるのだそうですが、この木は垣根として植えられていて、2メートル前後でした。新しい葉が出ると写真のように赤い色をしています。木の葉を刈り込めば刈り込むほど、どんどん新しい葉を出すのだそうで、垣根として優れているのでしょうね。
 枝の先にこのようなきれいな花を咲かせます。写真を撮った時は、花の時期が少し過ぎていたようで、完全に花びらが残っているところは見つけられませんでした。
 直径1cm前後の白い花びらが5枚、花びらの形は卵をひっくり返したような形(倒卵形という)です。雄しべは20本、雌しべの先〔柱頭:(ちゅうとう)または花柱:(かちゅう)〕は、二つに割れていて、途中で一本になります。
 新しい葉が、赤いことからアカメモチ、アカメモチがなまってカナメモチになったそうです。ソバノキというのは小さな花がたくさんついているところを、そばの花になぞらえたのだそうです。春は、赤い新葉、夏は白い花、秋は赤い実が熟す、とそれぞれ四季を楽しめるそうです。今度赤い実をぜひ撮りたいものです。

   

撮影 2001.5.9 高津区溝口 5−15−25付近で