クコ 

ナス科

撮影 2001.9.5 高津区久地 756 川崎市立久地小学校校庭脇で

解説

 昨年(2000年)の11月に同じ久地小学校でクコの果実を撮りました。その時、絶対に忘れないで花を撮りたいと思っていました。あれから1年近くたったこの日、約束を果たすことが出来ました。クコの花ってこんなにきれいなのですよ。もちろん果実も美しい色です。11月の果実もぜひ参考に見てください。
 この日は、校庭で6年生が連合運動会に出場するために元気よく練習に励んでいました。なつかしい思いで、しばし金網のすき間から覗かせていただきました。
 かんじんの花ですが、花びらは根元の方がくっつきあっている合弁(ゴウベンと読みます)で、深く五つに切れ込んでいます。鮮やかな紫色ですが、それよりも濃い紫の筋が入っていて、いっそう花を引き立ててくれています。雄しべは5本、雌しべは1本、花の大きさは直径1cmほどです。小形の落葉低木で、資料では1〜2メートルの高さとありましたが、この場合は、3メートルを超えるほどでした。
 クコは、若い葉は食用(ゆでたりクコ飯にしたり)になり、果実はクコ酒などにしてのむなど、薬用として人の役に立ってきたようです。

   

撮影 2001.9.5 高津区久地 756 川崎市立久地小学校校庭脇で