カナムグラ 〈メス 株〉 別名:ヤエムグラ

クワ科

撮影 2001.11.2 高津区久地 506 久地神社上で

解説

 この花と10月のページにのっているカナムグラのオス株とをぜひ比べてみてください。花がずいぶん違うことに気づくと思います。オス株の花は、葉や茎の上の方に伸びて、高いところから花粉を散らそうとしているように見えますが、メス株はご覧のようにあまり目立ちません。葉や茎の下の方に花がつき、たれ下がって下を向いています。でも雌しべの柱頭(雌しべの先の方で、花粉を受け取るところ)は二つに割れ、毛がたくさん生えています。左下の写真の上部で白いひものようなものが出ていますが、これが柱頭です。また花のまわりにはたくさん毛が生えていて、花粉をみんな捕まえるぞ!といった意気込みが想像されます。このメ株のまわりにはたくさんのオス株がありました。無事に受粉が終わっていてくれることを願いました。左下の写真は、雌花がいくつか集まったもので、長さは1.5cmほどでしょうか。            

   

撮影 2001.11.2 高津区久地 506 久地神社上で