クチナシ 

アカネ科

撮影 2000.6.9 高津区溝口 3-13-14 付近で

解説

 歌にも歌われるほど有名な花ですが、たいへん強い香りを出します。 高さはこの木の場合2メートル内外でした。花や香り、そして果実が人に好まれ、庭木として広く植えられているようです。
 東アジアが原産だそうで、花びらが6枚あるように見えますが、合弁花(花びらがくっつきあっている花)で、六つに深く割れているのです。この花から良い香りが出ます。花の直径は6〜8cmくらいありよく目にとまります。
 クチナシと名がついたのは、この花の果実に由来します(果実については1月のところに出ていますので見てください)。せっかく実が出来ても割れないのです。ですから口が無く種を出すことが出来ません。そこからこの名がついたとされています。
 また、碁盤や将棋盤の足は、クチナシの果実に形が似ています。それは、まわりで見ている人は、口出ししないようにという意味なのだそうです。

   

撮影 2000.6.9 高津区溝口 3-13-14 付近で