トマト 別名:アカナス

ナス科

撮影 2001.6.22高津区溝口 6−20−4

解説

 夏になると、トマトがおいしいですね。そのおいしいトマトの花です。調べてみると南アメリカのアンデス山脈にはまだ野生のトマトがあるそうです。今は世界中で栽培されている野菜ですが、日本には、17世紀の初め頃(江戸時代の半ば頃)、輸入されたそうなのですが、観賞用として栽培されたのみといいます。明治の終わり頃から食用として栽培されるようになったそうです。
 一年草で、高さは1〜1.5mにもなりますがこの場合は、1mほどでした。写真をよく見てください。茎も葉もいたるところが、毛だらけであることが分かります。 葉は、互い違いにつき(互生)、花びらは根元がくっついています(合弁花:ゴウベンカと読みます)。写真のように花びらはいくつかに割れ、割れた先はとがっていて、やがてそっくりかえってしまいます。雄しべが雌しべを保護するようにまわりにくっついているのが分かりますね。やがて受粉するとこの雌しべの根元(子房:シボウと読みます)がふくらんで、あのおいしいトマトになります。もう赤いトマトもくっついていました。

   

撮影 2001.6.22高津区溝口 6−20−4