ツルドクダミの果実
ツルドクダミの果実 別名:カシュウ(何首烏)
タデ科
撮影 2001.11.2. 高津区下作延 1938 付近で
解説
タデの仲間なのにドクダミという名前がついているのは、葉がドクダミの葉によく似ているところからのようです。ツルとつくのでもちろんつる性で、右巻きも左巻きもあるそうです。京保5年(1720年)に中国から渡来したといいますから、江戸時代のなかば頃、日本に入ってきたものでしょう。今では日本各地に野生化しているそうです。
葉は、互い違いに付き、葉の周りにはギザギザはありません。秋に枝先や葉の脇から小さな枝(花をつけるための枝)を出し、無数の白い小花をつけるそうです。今回は花を撮ることが出来ませんでしたが、ぜひまた秋の早い時期にここにきて、花を撮りたいものです。
花びらはなく、ガクが五つに深く割れ、雄しべは8個、雌しべは1個で、柱頭が三つに割れているそうです。左下の写真は、果実ですが、まわりに付いている羽根のようなものはガクが成長したものだそうです。この中に長さ2mmほどの黒色の種が入っています。
撮影 2001.11.2. 高津区下作延 1938 付近で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日