トウバナ 

シソ科

撮影 2000.5.25 高津区溝口 2-17-58 付近で

解説

 北海道をのぞく日本のどこにでも普通に見られる多年草(根や球根などから芽を出し、何年も生きのびる植物)で、道ばたや、庭などによく見られます。この場合も二ヶ領用水ぞいの道ばたにたくさんかたまって生えていました。背の高さは10〜20cmくらいでした。他の草と太陽の光と土の栄養分をとりっこでもしているかのように見えました。多分きびしい生活なのかもしれません。
 茎は細く、地をはった後、立ち上がってきます。もちろんシソの仲間の茎は四角なのです。下の写真で確認してください。葉は向かい合ってつき(対生)長さが大きいもので3cm前後です。シソのなかまのような花は、くちびる型の花というのだそうですが、この場合は下唇にあたる花びらがやや長いように見えました。写真のように茎のまわりにむらがって数段つきます。雄しべは4本あり、うち2本は長いのがおもしろいと思いました。このように雄しべの長さが違う花は、他にもたくさんあります。

   

撮影 2000.5.25 高津区溝口 2-17-58 付近で