タケニグサ 別名:チャンパギク

ケシ科

撮影 2000.7.5 高津区溝口 5−14−1 付近で

解説

 子どもの頃から、この茎や葉から黄褐色の汁が出ることを知っていました。たぶんいたずらをして、もいだり、つぶしたりして遊んだのでしょう。今、資料を読んでみた始めて分かったことですが、この汁は有毒なのだそうです。背は高く、太さも根元の方は、直径が3センチ以上にもなりますが、すぐ折れたりもげたりするのです。そんなことが面白かったのかもしれません。
 この花の場合は1.5�。ほどの高さでした。大きくて深い切れ目のある葉、茎の上の方では、よく枝分かれをし、その先に小さな花をたくさんつけています。左下の写真で、白く細い毛のようなものは、雄しべです。花が開くとこのように広がります。また白く細長くまるまっているのは、つぼみで、白いのは二枚のガクです。花が開くとすぐ落ちてしまいます。花びらはありません。
 この草と竹を一緒に煮ると、竹がやわらかくなったというところからこの名前がついたそうですが、はっきりしないそうです。本来は山や野原に生えているのでしょうが、この場合は、国道246沿いの空き地に咲いていました。強い花ですね。

   

撮影 2000.7.5 高津区溝口 5−14−1 付近で