ドクダミ 別名:ジュウヤク

ドクダミ科

撮影 2000.6.6 高津区溝口 3-12-666 付近で

解説

 日影を好む多年草で、独特の匂いがします。高さは、20〜50cmほどにもなり、写真のように大群落をつくっていることが多いようです。
 4枚の白く見えるのは、花びらではありません。総包片(ソウホウヘンと読みます)といってたくさんの小さな花を包んでいたものです。下の写真は、ドクダミの小さな花がたくさん集まったもので、穂のようになっています。一本の雌しべと3本の雄しべで一つの花なのですが、それがたくさん集まってこのように穂のようになっているのです。 ドクダミは昔から薬草として知られています。資料によると、花のあるうちに刈り取って乾燥させ、お茶などのようにして飲むといろいろの効果があると記されています。たとえば、毒を消す・熱を下げる・痛みを和らげる・便秘を解消するなどです。また、葉や茎をすりつぶしてはれものやふきでもの、ただれ、痔などにつけるとか、などです。まだ全部ではありませんが、このように昔から民間の薬としても使われてきたようです。 

   

撮影 2000.6.6 高津区溝口 3-12-666 付近で