ツルカコソウ 

シソ科

撮影 2000.4.27 高津区久地 403 遠藤政則様方で

解説

 この花が道ばたに咲いているのを見つけ、撮影の準備をしていたところ、すぐ前の家のおじいさんが声をかけてくれました。「この花なら家の庭にたくさん咲いていて、今が満開だよ。撮るならどうぞご遠慮なく。」ということでした。立派な庭のひと隅にこの花が一面見事に咲いていたのに大感激・・・。おじいさんに「ありがとうございます」の連発でした。名前を知らなかったので訪ねると「ジュウニヒトエ」ということでしたが、資料で調べてみると、写真のようにツルが伸び出しているのでツルカコソウとしました。
 ヨーロッパが原産で、茎は四角、葉は、根元の方は長い柄を持ち向かい合ってつきますが、上の方は柄がなく茎に巻き付くようについています。その葉の間から茎を取り巻くように(輪生)あわい紫色の花がついています。花は、五つに割れ、根元でくっつきあっていて、上部のものはごく短く1mmほど、下部のものは三つに割れているが長さは8mmほどでした。この花が、何段かになって見事なので、ジュウニヒトエの名がついたものと思われます。

   

撮影 2000.4.27 高津区久地 403 遠藤政則様方で