タマスダレ 

ヒガンバナ科

撮影 2000.9.13 高津区溝口 6−20−736 付近で

解説

 9月の中旬頃、この花の真っ盛りで白さが目につきます。南米ペルー・ラプラタ地方が原産で、明治4〜5年頃渡来したそうです。観賞用に栽培され、地中にラッキョウのような鱗茎(リンケイと読み、ラッキョウやタマネギのような茎)を持ち、寒さに耐えます。地中より葉もたくさん出し、茎を1本伸ばし、その上に花を付けます。花びらにあたるものは6枚、白色で長さが2cmほどです。雄しべは6本、黄色い葯(ヤクと読み、花粉を入れる袋です)がよく目立ちます。雌しべは1本ですが、雌しべの先の柱頭(チュウトウと読み、花粉を受けるところです)は三つに分かれています。
 半日陰の場所を好み、よく日が当たるところでは全部開くそうですが、あまり日の当たらないところでは半開きだそうです。夜はこの花は閉じてしまうそうです。

   

撮影 2000.9.13 高津区溝口 6−20−736 付近で