ツルマンネングサ 

ベンケイソウ科

撮影 2001.5.17 高津区久地481付近で

解説

 この花とよく似た花に、メキシコマンネングサがあります。ほんとによく似ていますから、どこが違うのかじっくりと比べてみたください。
 ツルマンネングサというだけあって、花の茎は上の方に伸びて、花をつけますが、横に伸びる茎が別にあります。走出枝(ソウシュツシと読む)とかランナーと呼びます。写真のどこかで、横に走っているツルのようなものに気づきましたか。それが名前の元になった走出枝です。
 左下の写真を見てください。花のアップです。
 ◇うすみどり色に見えるガクは何枚ありますか。
 ◇黄色い花びらは何枚ですか。
 ◇先がとがっている雌しべの柱頭はいくつに分かれていますか。
 さあ、雄しべははっきりと数えることが出来ません。しかし、上の三つのことから考えて、雄しべは何本あるか見当がつきます。何本でしょうか。まさか5本などとは言わないでしょうね。
 そうです。10本なのです。写真ではよく見えないのですが、ガクは5、花びらは5、柱頭は五つに割れている、などのことからこの花は、5という数に関係していることが分かりますね。花と数との関係は、他の花にもあります。ぜひ調べてみてください。

   

撮影 2001.5.17 高津区久地481付近で