ツバキ・ 大輪 

ツバキ科

撮影 2002.3.1 高津区溝口 3−16−24 付近で

解説

 朝、3丁目通りを歩いていて、いきなりこの大輪のツバキが目に入ってきました。しかもよく見ると八重です。もっとよく見ると、それぞれの花の一番内側の花びらには、しわが入っているのです。これもなにかの特徴なのかもしれませんが、私には分かりませんでした。花の大きさは10cm〜12cmほどもありました。庭に植えてあったので、たいへんよく手入れがされていました。きっと花が大好きな人で、優しい人なんだろうなあ、等と想像しました。
 花は、今が真っ盛りのようです。まだつぼみがありましたので、これからも咲くのでしょうが、木の高さは、2メートルほどでした。
 左下の写真を見てください。雄しべがたくさんあって、その根元は筒のようにくっつきあっているのがツバキの特徴ですが、その真ん中に雌しべが見えます。雌しべの先の方を柱頭(チュウトウと読みます)といいますが、それが三つに分かれているのが確認できると思います。雄しべの葯(ヤクと読み、花粉をつくりためておく袋です)からは、花粉が飛び出して、虫たちの訪れを待っているようでした。

   

撮影 2002.3.1 高津区溝口 3−16−24 付近で