ツワブキ 

キク科

撮影 2000.10.31 高津区溝口 6-9-39 付近で

解説

 私が子どもの頃、けがなどをして傷口がウムと、お祖母ちゃんがツワブキの葉を手でもんで傷口に当て、包帯をしてくれました。おかげでそれ以上ひどくならないですんだ思い出があります。
 左下の写真で、長く伸びて先が二本くるりと曲がっているのは、雌しべの柱頭(雌しべの先の花粉をもらうところ)です。この柱頭(ちゅうとう)の下の方に筒のようになった花弁があります。これで一人前の立派な花(筒状花と書きトウジョウカと読みます)なのです。この外側には、長い舌のような花弁(舌状花:5枚の花びらがくっつきあって舌のように見える)があります。この根元にも雄しべと雌しべがあり、これも立派な花です。キクの仲間はこのように二つの形の花を付けている場合が多いようです。

   

撮影 2000.10.31 高津区溝口 6-9-39 付近で