モチノキの果実 

モチノキ科

撮影 2001.12.12 高津区溝口 2−6−30 付近で

解説

 4月のページに、モチノキのオス株の花があります。ここでは雄しべばかりが目立ち雌しべは、雄花では小さくちぢまり、目立たないそうです。たしかに写真では分かりません。その折りにぜひメス株を見つけたいと書きましたが、ついに見つけました。でも残念ながら花は見つけられませんでしたが、このように果実を撮ることが出来ました。明年の4月〜5月にかけて、ぜひこの花を撮らねばと今から思っています。この場所は、右下の写真のようにあるビルの入り口なのですが、オスの木とメスの木が隣同士に植えてありました。なんだかホッとするような優しさを感じました。
 果実の大きさは、1cmほど、木の高さは、5メートルほどでしょうか。海岸地方を好む常緑の小高木だそうです。この赤い果実の中には、4個の種子が入っているそうです。遠くから見るとこの赤い果実はあまり目立ちません。でも、きっと小鳥たちはねらっているのかもしれません。小鳥たちは赤い果実が大好きなのだそうです。モチノキという名前は、この木の皮から鳥もち(ネバネバした液で、この液で小鳥たちを捕まえた)を作ったことから来ているそうです。

   

撮影 2001.12.12 高津区溝口 2−6−30 付近で