ミツバツヅジ 

ツツジ科

撮影 2002.4.2 高津区久地 756 付近で

解説

 朝、南武線久地駅から歩いていると、この花の色がパアッと目に入ってきました。さっそく撮りました。ようやく撮り終わろうとしているとき、いきなり犬に吠えられました。なにかがちらちら動いているなあとは気付いていましたが、イヌとは思いも寄りませんで、ビックリしました。これで、二度目ですので少ない方でしょうか。
 この花の決め手は、雄しべの数です。花の色などは似ているものがたくさんありますが、雄しべが5個と少ないのはこの花の仲間では、この花だけのようです。左下の写真で数えた見てください。また、雌しべが上の方に向かって、雄しべからはなれるように頭(柱頭といい、チュウトウと読みます)を持ち上げています。これはなにか意味があるのでしょうか。この花だけではなく、隣の花も、下の花も、みなそのように雄しべから柱頭を離すようにしています。きっと自家受粉(ジカジュフンと読み、雌しべが自分の雄しべの花粉をもらうこと)をきらうのでしょうか。そんなことを思いました。

   

撮影 2002.4.2 高津区久地 756 付近で