マテバシイ 別名:サツマジイ、マタジイ 

ブナ科

撮影 2001.6.7 高津区二子 5−15−7 付近で

解説

 常緑の高木で、資料によると高さが15メートルにもなるのだそうですが、この場合は、きちんと刈り込みがされていて、3メートルほどでした。
 朝、この木の花を見つけ、写真を撮る前に資料を読みました。雌花・雄花が同じ木にあることが分かりました。そしてやっと見つけました。それが右下の写真です。写真を見てください。長い方には先だけに毛があり、短い方には毛がたくさんあります。どれが雌花だと思いますか。雌花は、長い方の毛が何もない方が雌花なのです。まったく花のようではありません。そして、その先の方に雄花の群がついています。まったく花らしくない花です。
 しかも果実(ドングリ)が熟すのは翌年の10月なのだそうです。今年の秋ドングリが出来るのは去年の雌花のものなのですね。しかもこのドングリは食べられるそうで、生でも食べられるそうですが、煎って食べるとよりおいしいそうです。
 左下の写真は、雄花です。雄しべは12本あるそうですが、ずいぶんたくさんあるように見えます。この毛のようなもの(花糸:カシと読みます。)は長さが約4mmほどあります。

   

撮影 2001.6.7 高津区二子 5−15−7 付近で