ムラサキキケマン 別名:ヤブケマン

ケシ科

撮影 2002.4.15 多摩区菅仙石 1−4−3307 付近で

解説

 今年の春は、至る所でこの花を見ました。あいにく写真を取りに行ったのではなく、カメラを持っていなかったことが多くて、気にはなっていてもなかなか撮れませんでした。そこである日の夕方、光が不足するだろうことは分かっていましたが、撮らないよりは増しだぞと思って撮ったのがこの花です。「案ずるより、産むが易し」で、ご覧のような写真が出来ました。
 この花は、道ばたや畑など至る所に生えていますが、花をこのように拡大してみると、とても変わった形の花です。袋のようになった花は、いったい何のためなのでしょう。横向きに咲いている花の正面から見ると、何ともいえない美しさがあります。袋のようになっているところは距(キョと読みます)というそうで、蜜をためておくところだそうです。またこのような花の形を唇形花(シンケイカと読みます)というそうです。どこかが唇に似ているのでしょうか。

   

撮影 2002.4.15 多摩区菅仙石 1−4−3307 付近で