ムラサキエノコロ 

イネ科

撮影 2000.9.22 高津区久地平瀬川河口付近で

解説

 エノコログサとほとんど同じ花だそうですが、ご覧のように、穂に生えている毛が、このように褐紫色に見えるところで区別するのだそうです。
 イネの仲間には、花弁(花びら)がありません。その代わり穎(エイと読み、米でいえばもみがらに当たるところで、種を守る役割をします)が何枚もあり、種を保護しています。他のところでも書きましたが、イネの仲間は、花粉を仲立ちしてくれるのは風です。このように風で花粉が運ばれ、受粉(受粉といいジュフンと読みます)する花を風媒花(フウバイカと読みます)といいます。エノコログサの仲間は、一年草ですので、種が出来ないと子孫を残すことが出来ません。ですからこのようにたくさんの種をつけるのでしょうか。

   

撮影 2000.9.22 高津区久地平瀬川河口付近で