ムクゲ 別名:ハチス

アオイ科

撮影 2000.6.30 高津区溝口 6−6−1 付近で

解説

 この花も園芸種です。原産は中国で、日本には奈良時代には渡ってきていたようです。朝に開いた花は、夕方には閉じてしまうという、花が開いている時間がたいへん短い花です。このような花を”一日花”というそうです。花の色や花びらの数などにもたくさんの変化があり、園芸品種は豊富なようです。
 左下の写真を見てください。花びらは5枚ありますが、根元はくっついています。直径は8cm前後、たくさんの雄しべがくっつきあって筒のようになっています。これがこの花の特徴のようです。そして、一番てっぺんには、雌しべの柱頭(雌しべの花粉をつけるところ)が五つに割れています。 
 葉は、互生(互い違いにつくこと)で、長さが6cmほど、卵形をしていて、先が三つに割れています。

   

撮影 2000.6.30 高津区溝口 6−6−1 付近で