ノハカタカラクサ 

ツユクサ科

撮影 2000.5.2 高津区溝口 6-8-33付近で

解説

 この花もなかなか正体を現してくれなかった花でした。ツユクサの仲間であることは全体の様子や花の形などから、予想できていたのですが、その先はなかなか分かりませんでした。ひまを見つけて資料を片っ端からめくってみたりしました。そしてようやく見つけたのでした。このようなとき、分類の方法をきちんと勉強し、身につけているともっともっと早く分かるのだと思いますが、残念ながら私にはまだ実力がありません。でもこれからでも勉強するつもりです。
 調べてみるとおもしろいことが分かりました。ツユクサの仲間は、花びらが3枚、雄しべ6本、がく3枚、雌しべ1、なのですがこの写真をよく見てください。花の中からたくさんの白い毛のようなものが伸び出してきていることが分かりますか。これは雄しべの途中(花糸といいます)から生えはじめた毛で、さいぼうと呼ばれるものが1列に並んだ珍しい毛です。ツユクサの仲間のムラサキツユクサも同じで、たくさんの白く長い毛が見えていました。

   

撮影 2000.5.2 高津区溝口 6-8-33付近で