ヌルデ 別名:フシノキ

ウルシ科

撮影 2001.9.7〜17. 高津区久地 802 付近の新川沿いで

解説

 山や野原に普通に生える落葉小高木で、背の高さはこの場合3メートルほどです。秋になり一番はやく紅葉するのがこのヌルデかもしれません。10月のページにありますから参考にしてください。
 さてこの花には、オス株とメス株があります。オス株には雄花が、メス株には雌花がありますが、下の写真で、雄しべが花びらの先から飛び出して見える方が雄花、雄しべはあるのですがほとんど発育せずに茶色っぽく見える方が雌花です。どちらでしょうか。そうです。アリが食事をしている方が雄花です。どちらの花も、ガク片も花弁も5個、雄花には5本の雄しべ、、雌花には発育の不完全な雄しべが5本あります。遠くから見ると上の写真のようにふんわりとした花のかたまりに見えますが、このようにルーペで見ると何ともいえない美しさがありますね。
 一番下の写真は、葉を見てください。小葉(ショウヨウと読みます)と小葉が向かいあっていますが、葉の軸にヒレのような翼(ヨクと読みます)がついています。これがあるとヌルデです。無いとウルシです。私は子どもの頃よくウルシにかぶれました。

   

撮影 2001.9.7〜17. 高津区久地 802 付近の新川沿いで