ナンテンの果実 

メギ科

撮影 2000.11.15 高津区溝口 6−8 付近で

解説

 今年の6月、ナンテンの花を写しました。その花から熟した実の写真を撮りたいと思い、そこに出かけてみましたが、あまり実が少なくとてもさみしく見えました。鳥にでも食べられてしまったのだろうか、それとも栄養が悪く、実らなかったのだろうか。とそんなことが想像できました。そこで近くにあったこのナンテンの木を撮りました。ちょうど奥さんがナンテンの木の手入れをしているところだったので、撮影の許しを請い、ちょっとの間お話を聞きました。奥さんの話によると今年はナンテンの実の入りがいつもの年よりよくないそうです。なぜなのかその理由は不明でした。そういわれてよく見ると、ナンテンの木の頂上の方には実が少なく、下の方にはよく実がついていました。ナンテンという植物は、半日陰のところを好む植物であると、諸種の資料には書いてありますが、この場所は、上の方には、よく日の当たるところのようでした。上の方に実が少ないのは、そのせいかどうかは分かりません。
 原産地は日本であるそうです。赤い実は、鳥の大好物で、よく鳥たちに食べられ、種が自然にまかれてしまい、広がったのかもしれません。花びらは6枚、たいへん質素な感じのする白色です。6月のぺーを見てください。

   

撮影 2000.11.15 高津区溝口 6−8付近で