ノジギク 

キク科

撮影 2000.11.29 高津区溝口 6−8−13 付近で

解説

 秋も終わりの頃、コートがほしくなる頃です。純白な白が目に飛び込んできました。本来は海岸近くの山などに自然に生えて(自生するといいます)いる多年草だそうです。地下茎をのばし、それでふえるのだそうですが、地面に近いところでは倒れているそうですが、茎の中程では三つに枝分かれし、上の方では多数の枝に分かれるそうです。背の高さはこの場合50cmほどでした。葉は、普通の菊の葉によく似ていますが、裏側には灰色の毛がたくさん生えています。花の直径は、3〜4cmほどで、外側の白い花びらは舌の形に似ているので舌状花(ゼツジョウカと読みます)といい、花びらの根元の方は、まるまってくっつきあっています。真ん中の黄色いところは、筒状花(トウジョウカと読みます)または管状花(カンジョウカと読みます)といい、花びらの根元の方だけが筒のようになってくっつきあっています。このような花を合弁花といいます。また、舌状花と筒状花がたくさん集まって、花が一つのように見えているこのような花を頭状花(トウジョウカと読みます)といい、キクの仲間には、このような花がたいへん多くあります。 

   

撮影 2000.11.29 高津区溝口 6−8−13 付近で