ネズミモチの果実 別名:タマツバキ

モクセイ科

撮影 2000.11.28 高津区溝口 6丁目23付近で

解説

 今年の5月21日に、同じところでこのネズミモチの花を撮影しました。たくさんの真っ白な花を付けていました。花は、根本がくっつきあった合弁で、先は四つに割れていて、花びらが四枚あるように見えます。とても清潔さを感じさせる花でした。あれから約6ヶ月、見事にこのようにたくさんの果実をつけました。花の一つ一つの雌しべにそれぞれ花粉が付き、受精が完全に成立して、このように果実になったのですね。この果実の中には、種子が入っていて、やがてまた幼いネズミモチが育っていくことになるのです。
 ご覧のようにこの果実はネズミのフンによく似ています。そして木がモチノキによく似ています。そんなところから合わせてネズミモチという名前が生まれたそうです。でも6月に咲いたあの花は、真っ白でとてもきれいだと思いましたが、この果実はあまりきれいには見えませんね。

   

撮影 2000.11.28 高津区溝口 6丁目23付近で