ナス 

ナス科

撮影 2001.6.22 高津区溝口 6−20−4 付近で

解説

 ナス科の本家本元です。原産は、資料にはインドが原産といわれるとあるようにあまりはっきりしないのかもしれません。日本では一年草ですが、熱帯では、多年草だそうです。
 ナスの仲間には毛やトゲがあるものが多いようですが、本家本元にもやはり毛やトゲがあります。きれいなナスの実をいじっていて時々チクリとやられるときがありますが、ナスのヘタの部分(花のガクにあたる)にトゲがあることがありますからご用心。
 ごらんのようなきれいな紫色の花びらです。先は五つに割れていますが、花びらの根元はくっつきあっています。花びらの中央の黄色い部分は雄しべの葯(ヤクと読み花粉を入れる袋です)です。先の方に穴があいていて、花粉を出します。葯の中心に先が緑色の雌しべがあります。
 資料を読んで始めて分かったことがあります。それは、ナスは花をたくさん咲かせますが、どの花も実になるとは限らないということです。一番茎に近い方の花しか実らないのだそうです。花が全部実になるインドフサナリという種類もあるそうですが、他はそうではないそうです。
 花の直径はおよそ3cm、雄しべは5本、ガクは五つに割れ先はとがっています。

   

撮影 2001.6.22 高津区溝口 6−20−4 付近で