日本では、5月~6月が田植えの季節と言われています。少し前になりますが生田小の下校庭の田んぼでも、5年生が田植えを行いました。毎年、地域の専門家とJAセレサ川崎の方々のご協力を得て、川崎市立小学校としてはとても広い田んぼで、米作りを実習します。5月に代掻きを済ませて、いよいよ田んぼに入って田植えをしました。

 

 お米は日本人の主食であり、昔から米作りは日本の重要な産業の一つでした。「米」という漢字は「八十八」という漢字に分解できます。米作りには八十八の作業工程があると言われていて、そこから「米」という字が成り立ったと言われています。米は、このように昔から、たくさんの工程を経て苦労をしながら大切に育てられてきたことで知られています。また、「一粒のお米には七人の神様がいる」とも言われてきました。調べてみたら、この七人とは、水、土、風、虫、雲、太陽、そして作る人・・・だそうです。

 こうして体験学習を通じて、「作ること」「生み出すこと」の大変さや喜びの入り口を知るきっかけになるといいと思っています。