4年生が社会で神奈川県のようすについて学習しています。川崎市は神奈川県の東側に位置していますが、その西側はどんな様子なのか、実際に出かけて学習することにしました。神奈川県の伝統工芸である「寄木細工」を体験して、火山活動が活発な大涌谷を見学しました。

 箱根寄木会館への道は、高速を降りると山の中でした。途中、箱根駅伝で通る道を通過したり芦ノ湖を横に見ながら、細い山道を進みました。会館について、一人ひとり「コースター」作りを体験しました。道路が空いていて予定より早めに到着したので時間に余裕がありました。模様の見本を見ながらオリジナルに挑戦している子もいて、ゆっくりと作業をすることができました。様々な作品が展示されていましたが、中でも「箱根駅伝」の往路優勝チームに贈られる寄木細工でできた優勝トロフィーは見ごたえがあり、何人もの子が立ち止まっていました。

 昼食後は大涌谷まで行きました。大涌谷は、3000年前、箱根の最高峰の神山が水蒸気爆発を起こした爆裂火口で、今も噴気が地面から出ているところを見られます。硫黄の匂いが苦手な子もいましたが、たくさん立ち昇る様子は迫力があり、短時間でしたが川崎とは違う様子を感じることができたようです。