学校評価アンケートでは、1年間の頑張りを前向きに考える子が多くいます。そんな中で、コロナ禍以降、数値が落ち込んでいる設問があります。「休み時間は外で元気に遊んでいますか?」です。低学年でも9%、高学年では20%もの子が「外では遊んでいない」と答えています。毎日、外で元気に遊ぶ必要はありません。日によっては、室内で静かに過ごしたい日もあるでしょう。元々、室内で過ごすのが好きな子もいます。休み時間は、授業の合間にほっと一息つける時間として、自由に過ごして良いと思います。しかし、昨今では、子供たちの体力低下に警鐘が鳴らされています。思い切り体を動かすと心が開放され、スッキリするのも事実です。たまには、お天気の良い休み時間に外で遊ぶのもいい経験です。また、休み時間だけではなく、体育の時間も有効に使って、自分の体を自由にコントロールすることを知ってほしいです。

 生田小学校のスポーツ委員会は、色々なスポーツ集会を企画して楽しませてくれています。障害物競走集会、シャトルラン集会、ラジオ体操集会など・・・。先日、小学校の寒い季節の定番の種目である「長縄」集会を開催していました。長縄は、続けて長く飛び続ける競技で、リズミカルに飛び越えるのが意外と難しく、苦手な子も多くいます。ただ、コツを掴むとどんどん記録が伸びるので指導者はつい熱中しがちで、みんなで楽しく取り組むには配慮が必要です。

 4年5年6年の部をみましたが、楽しさ重視で和気あいあいと参加する子の多い4年生・5年生と、先日まで学年集会で取り組みクラス記録にチャレンジしてきたベテラン揃いの6年生とで、縄を回す速さやジャンプの高さまで全く違っていて面白かったです。こうしたイベントを利用して、「体を動かすとちょっと楽しいな?」くらいには意欲が高まるといいと思いました。