学校の水泳学習が終わったあと、プールの水はプール内保護のために抜かないでおいておきます。そうすると、トンボや野鳥などがやってくることがあります。学校によっては「サギ」などの鳥を見かけることもあります。トンボは身近な水場が減ってきている昨今では、学校プールは貴重な産卵場所となっているようで、毎年、たくさんのヤゴが育っています。プールの季節になり清掃のためにそのまま水を抜いてしまうと、多くのヤゴが流れて犠牲になってしまいます。そこで、少しでも生命を救って羽化を助けようという趣旨のもと、ヤゴレスキューを行っています。

 生活科の授業の一環として、毎年2年生が果敢にレスキューに挑みます。生田小では、ゲストティーチャーをお招きして、ヤゴレスキューの意義、生命を大事にする意味、そしてヤゴの捕まえ方を教わります。

 

 助けたヤゴは、羽化まで教室でお世話することになります。今シーズンはヤゴが大きく育っていて、教室へ引き上げてからの生存率が高く、次々とトンボになっています。「トンボをこのまま教室で飼いたい!」という意見が出たクラスもあったのですが、トンボを飼い続けるのはとても難しいので、「レスキュー」の意義通り、すばやく自然にかえすことにしています。