6年生が家で生まれたアゲハチョウの幼虫を、学校へ持ってきてくれました。それを理科担当教員が大切に育てています。アゲハチョウは種類によってエサとなる葉は違うようです。学校のみかんの葉をもりもり食べて、たくさんの幼虫が無事に育ち、脱皮を繰り返してさなぎになっています。最初の1羽は、持ってきてくれた6年生が空へ放しました。次々とチョウになっていくので、理科担当が出勤すると、確認しながらみかんの葉を補充するのが朝の日課となっていました。職員室前に飼育箱があったので、登校した1年生が様子をよく見に来ていました。そこで、1年生たちと一緒にチョウを放すことにしました。

 

 ある日、一人の1年生が理科室に「ぼくも放したかった~」と訴えに来ました。次の日、運良く1羽チョウになったので、理科担当は、昇降口でその1年生が登校するのを待って誘うと、周りにいた1年生も集まってきました。ふたを慎重に開けると、チョウはパアッと広い空へ飛んでいきました。

 

ふたの裏には、あと二つのさなぎがあります。元気に飛び立ってほしいです。