みんなで創る みんなの笑顔 南原小学校

Every day is a new day.(毎日が新しい1日)

今日を、明日をどんな新しい1日にしていこうか。

6月21日(金)

関東地方もとうとう梅雨入り。横なぐりの激しい雨。

南原遺跡(6年)

川崎市教育委員会文化財課の方たちに、歴史を学習している6年生への出前授業をお願いしました。遺跡とは、貝塚・古墳等、過去の人間の行動を示す痕跡を留めている場所のこと。実は、南原小学校を建設しようと調査している時に、今の校庭や南庭周辺からたくさんの土器が発掘されたのです。私たちの学校は南原遺跡に在るので、専門家の方のお話をぜひ伺いたいと思い、本日ようやく実現しました。

 

教科書に掲載されている昔の村のイラストは、「今から13000~2300年くらい前のここの様子です」という解説に、今の校庭を思い浮かべ、遥か太古に思いを馳せました。

 

実際にシカやイノシシなどを捕獲するための「落とし穴の跡」の写真や、校庭から発掘された「土器の破片」を観察。土器の黒い部分はスープなどが入っていた内側のコゲ。赤っぽい方が炎に当たって強くなった外側。他にも縄文時代の村の人たちの住居の跡の写真や、石焼きプレートのように使用した焦げた石も見せていただきました。

 

南原小学校の郷土資料館に保管されている「ウサギや鳥を捕るための鏃(やじり)」や、「まな板や包丁のように使っていた石」なども実際に触ってみました。どれもここで暮らしていた縄文人の発明の跡。

出前授業の最後に、講師の先生から「南原小学校は、宝の山のような学校です。自分たちの学校はすごい学校なんだとぜひ色々な人に自慢してほしいです」という力強いメッセージをいただきました。遺跡に建っている学校です。この土地は、現代とは比べ物にならないほど人口が少なかった太古の昔にも、人々が和気あいあいと集うにふさわしい場所だったということが嬉しいです。

みんなのまちづくり②(4年)

4年生は、白杖ユーザーの方に学校に来ていただいて、生活に伴う様々なこと(点字や点字ブロックのこと・時間をどうやって知るか…等々)の様々なお話を伺いました。現在はICレコーダーや携帯電話で音声メモを取れるようになって、文化が進み便利になっていることもある一方で、レストランなどのタッチパネルを使った注文などは困ってしまうとのこと。

 

他にもサウンドテーブルテニスなど、障害の有無に関わらず、誰もが一緒に楽しめることも教えていただきました。

 

ちょっとした心づかいをしたり、目の向け方を変えたりするだけで、誰かの役に立てることがたくさんありそうですね。

みんなのまちづくり②(4年)

つづいて、社会福祉協会の方をお招きして、高齢者体験(めやすとして70歳代後半以上を想定)をさせていただきました。目や耳が衰え、体を動かすことが少しずつ難しくなり、家事や日常生活の手助けが必要になってくる状態を疑似体験するため、さまざまな装着物をつけます。耳の遠さはヘッドフォンを装着し、言葉の明瞭度が落ちたり、内容の聞きづらくなったりすることを体験。

 

手袋をはくことにより手の感覚の変化を再現して、細かい作業がしにくい・物が掴みにくい・掴んだものを落しやすいなどの状態を体験。ゴーグルを装着することで加齢から生じる白内障によって起こる色覚変化やぼやけて見える機能や視野の狭窄などを体験。

 

他にも、加重チョッキ・肘サポーターと重り・膝サポーターと足重り・靴型サポーターを着用することで前かがみになり動きにくくなって、その不自由になった体を安定させるために支える「杖」をもってお散歩しました。

「想像以上に高齢者の体は思うように動かなくて大変だ」ということを実感した子どもたち。「自分のできること探し」には、「周りや相手のことをまず意識する」「周りや相手に少しでも心を寄せる」…アクションのスタートは、そこからのような気がします。

6月20日(木)

昨夜から朝にかけて、「やごろう」が羽化していました。今まで見守ってくれてありがとう。昆虫界最速・時速70kmのスピードを誇るかっこいいトンボ「ギンヤンマ」。

 

ギンヤンマと言うけれど、ぱっと見は銀色ではなくて、頭と胸はエメラルドグリーン。「初めて見た!」「きれい!」…そんな朝のおしゃべり。

※「ギンヤンマ」という名前は、オスメスともに腹部の下側が白っぽい銀色になって見えることからつけられたのだそうです。

きらきらたんけんたい(2年)

2年生のまちたんけん。今日は「しばられ松」方面。

 

やさしい「まほろば」の店長さんは手を振ってくださるだけではなく、開店前のお店の中からコーヒーの木を運んで見せてくださいました。

 

「上作商店」では、ショーケースの中にヘルメットが並んでいるのを見たり、長い木材が売られていたり…「ヤマイチライス 宮前精米センター」では、フォークリフトでお米の袋を運んでいたり、お米の香りが漂っていたり…「焼肉きんぐ」「魚屋路」「すき家」「セブンイレブン」などたくさんのお店の前を通って、「しばられ松」へ到着。

  

「しばられ松」では担任の先生が手作りの「しばられ松」の民話紙芝居を見せてくださいました。こんなに高い丘の上にすっくと立っていた一本松。きっと遠くからでもきっと目立っていたことでしょう。落雷しまった現在も、屋根が作られて大切に祀られています。そばに建てられている縁起由来の碑の書き出しは「昔、上作延南の原に」とありました。「南原」というのは、どこの「南」かというと「上作延」の南で、昔は原っぱだったということが分かります。

 

今回は、学校の「南側→東側方面」にぐるりと探検して、南原の「きらきら」を見つけてきた子どもたち。「もっと知りたい」という気持ちこそが「きらきら」なのだという気がします。

小川さんのはたけ探検(3年)

社会の「農家の仕事」の学習を少しだけ前倒しして、総合的な学習の時間での「凛々子(トマト)」栽培のヒントをもらいに小川さんの畑を訪問させていただいた3年生。

 

トウモロコシ・枝豆・ズッキーニ・キュウリ・トマト・カボチャ・大根・蕪・青梗菜・ツルムラサキ・スイカ・ゴーヤ・サツマイモ。葱・ジャガイモ…何でも揃っているのですね。

 

小川さんのトマトは「麗夏」という品種ですが、消費者のニーズに合わせてあまり大きくしすぎないようにしているとのこと。広々した畑を案内していただいて「あー。空気がおいしい」「空が青いね」と、学校からこんなに近いのに、遠出した気分になっていた子どもたち。トマトづくりのヒントをたくさんいただきました。みんなの「凛々子」育てに活かしていけそうです。

水泳学習のスタート(3・4年)

一昨日が雨だったので延期になっていた3・4年生の水泳学習がいよいよ始まりました。初めての水泳学習は約束の確認からスタートし、水慣れのスイムビクスへと進みます。

 

1・2年生の時は「水の中を移動する運動遊び」「もぐる・浮く運動遊び」だったのに対し、3・4年生になると「浮いて進む運動」「もぐる・浮く運動」になります。

 

今日は、「けのび」を練習する時間がありました。「正しいフォームができると水の抵抗がなく、新幹線のように進むことができるのですよ」というお話や先生のお手本も見せていただきました。「けのび」はスイミングのほぼすべての動作の基本。上達するといいですね。

水泳運動(5・6年)

5・6年生は、2度目の水泳学習でした。

 

一人一人がめあてを立てて「クロール」や「平泳ぎ」の練習をしていました。安定した呼吸を伴いながら心地よく泳いだり、泳ぐ距離や浮いている時間を伸ばしたり、記録を達成したりできるように、課題別グループで、がっつり取り組んでいました。

6月19日(水)

きずなタイム

今年の集会委員会は「絆(きずな)委員会」というネーミングで、全校のみんなの気持ちをつなぐためのアクションを起こしています。これまで「集会タイム」と呼んでいた月1回の朝の10分間ですが、今年度は委員会名にちなんで「きずなタイム」と呼ぶことにしました。

 

じゃんけん列車で優勝したのは6年生。ヒーローインタビューの後、みんなから大きな拍手が送られました。じゃんけん列車のまましゃがんで出来た「輪」は、みんなの心がつながった証です。

はじめてのプール(1・2年)

5・6年生に次いで、1・2年生も今年度の初入水。朝から、うきうき・どきどき。

 

「かぶとむし」の約束を確認して…念入りに準備体操をして…

 

「バディーようい」「1・2・3…」…シャワーを浴びます。「きゃあ~」「ひゃあ~」

 

スイムビクスをしたり…じゃんけん列車などの様々な水慣れゲームもして…

 

最後はウオーターランドでたっぷりと遊んでいました。軽快なBGMが流れる中、子どもたちが楽しんでいる姿を見ていると、監視台に座っているだけでも何だかリゾート気分になってきました。

維管束・道管(6年)

6年生が理科室で「植物のつくりとはたらき」の観察をしていました。

 

「茎や葉には水や養分が通る管(道管)があり、この管で葉や花、茎の生長する部分などに、根から吸い上げた水や養分が運ばれます。色水にしばらくさしておいた茎や葉を切ってみると、色でこの管がわかります。あまった水は、葉の表面 にある穴(気こう)から、水蒸気になって、空気中に出される」ということを確認。

 

実は、中休みに廊下ですれ違ったある6年生が「今日の理科、3時間目から5時間目になりました」と教えてくれました。多分「HP用の写真を撮るのに、ちょうど良いトピック(見どころ)がありそうですよ」という親切な気持ちから声をかけてくれたのでしょう。そのことはもちろん嬉しく、有り難いのですが、何よりもその子自身が「この授業は、おもしろいことがありそうだぞ」と感じながら、学習(学校生活)に向かっていることが素敵で、嬉しいなと思います。どの子にとっても、当たり前のように見える何気ない日々にでも「心に小さなフラッグが立つことがあるような学校生活にしたい」と改めて思います。

イベント広場

Aの字校舎の真ん中の空間は「イベント広場」という名称が受け継がれています。今年はその名前にふさわしい「みんなの空間になれば」と今日も用務員さんが暑い中、高圧洗浄機で磨いてくださっていました。

 

before/afterが、遠目からでもはっきりわかります。校舎の真ん中(おへそ)がキレイになると、運気が更にアップするような予感がします。いつもありがとうございます。

6月18日(火)

天気予報通りの大雨。3・4年生の教室には「てるてる坊主」が…。そうだよねぇ、プールに入りたいよね。

 

画用紙に書かれた「てるてる坊主」は外に向けて窓ガラスに貼ってあります。

 

どうか、明日は晴れますように。

水墨画(6年)

6年生は水墨画に取り組んでいました。墨の濃淡や筆の勢いを工夫して。

 

 「単色」と制限された中で半紙に描くことは、手軽なおもしろさもあり…

 

一筆入魂の難しさもあり…。

MIM(1年)

1年生の教室では、支援教育コーディネーターと担任がティームティ一ング(TT)で指導していました。今日は伸ばす音(長音)の書き方。「おばちゃん」「おじちゃん」

 

MIM(Multilayer Instruction Model)という指導プログラムと教材を活用しています。これは子どもたちが学習につまずく前や、つまずきが重篤化する前に指導・支援を行うという考えで開発されたもの。毎年、小さい「つ」(促音)など、言葉の読みと書きでつまづきやすい部分については、このプログラムを用いて指導しています。

 

お段の言葉は伸ばす時に「ろか」「よふく」など「う」をつけることが多いのですが、「う」とは書かない間違いやすい特別な言葉たち:「とくの おきな こりのうえを おかみが とずつ とっていきました」を元気に諳んじていました。

6月17日(月)

グリーンフロア・タイム(1・2・3年)

先週の金曜日、3年生たちが1・2年生のそれそれの教室に「月曜日の朝、いっしょに遊ぼうよ」という招待状を渡していました。

 

にぎやかな朝の校庭。場を仕切り、リーダーシップを発揮しているのは、もちろん3年生。

【お知らせ】体育館改修工事の資材置き場設置のため、今日から校庭が狭くなっています。

避難訓練

先週、雨で延期していた避難訓練の実施。各教室からの避難経路の確認が目的。1年生にとっては初めての避難訓練です。防災頭巾を上手に着用できるか、どきどき。

 

校庭で人数の確認が終わった後、防災担当の先生から「全員が緊張感をもって取り組めたことが大変立派でした」とコメントがありました。地震はいつ発生するか予想できません。緊急時、自分で自分のいのちを守るようになるための備えです。

プール開き(5・6年)

いよいよ水泳学習が始まりました。今日は、5・6年生によるプール開き。テープカット・安全祈願・「かぶとむし」の約束の確認・代表者による模範泳法…

 

そしてスイムビクスなどの様々な水慣れをしたあと、今年度の各自のめあてを立てるために泳ぎました。

 

今日はちょうどよい気温と水温で気持ちよさそうでした。何よりも安全第一で、自分のめあてに向かって、それぞれに力をつけていってほしいと思います。

今日の2年生

これから「まちたんけん」に出かける2年生たち。今日は屋上に登って実際に「南原のまちのきらきら」がある方向を確認し、手元の地図とのマッチングをしていました。「あそこにENEOSの看板がある」「金曜日行った森林公園はあそこだね」

 

他にも、週明け恒例の野菜の育ちを確かめていました。オクラもトマトもナスもシシトウもエダマメも実がつき、大きくなってきています。順調・順調。

 

ずっと観察しているので「花が咲いたあとに実ができる」「花の根もとが膨らんで実になる」ということが良くわかっています。花の数だけ実ができるのだから楽しみです。

サツマイモの苗うえ(1年)

1年生は、小川さんからいただいたサツマイモの苗を南庭の畑に植えました。苗は2種類。できあがった実を切ると、中が黄色になるものと紫色になるものなのだそうです。

 

「ポテトチップスにしたい」…「ボテトチップスはできないなあ、サツマイモチップスならできるよ」。「大学芋にしたい」…「いいね、いいね」。「いもけんぴにしたい」…「渋いね。良く知っているなあ」。焼き芋・スイートポテト・グラタン・シチュー…。何人かの子が幼稚園や保育園で「スイートポテトをつくったよ」と教えてくれました。今度、栄養教諭の先生とどんなものをつくって「おいもパーティー」をしたらいいか、相談してみましょうね。去年みたいにたくさんとれたら、全校のみんなの給食にも入れてもらえるかもしれませんよ。

6月15日(土)

最高気温が、25℃以上の日は夏日。30℃以上の日は真夏日。もう本格的な夏の到来。

 

休日出勤した先生から「羽化していましたよ」と画像が届きました。きみは真っ黒だね。5年生がくれた「ごっちゃんⅡ?」…飛べるようになったんだね。

※トンボは成熟するに従い、体の色つきがこくなり、中には未成熟の状態から大きく体色が変化するものがいると図鑑に書いてありました。

【追記】6月17日(月)の朝、黄色のシマシマがくっきりしてオニヤンマらしくなって、2階の廊下を飛んでいたごっちゃんⅡ。そばには茶色のヤゴの抜け殻も張り付いていました。

 

中休みには、「元気でね」「ばいばーい」みんなに見送られながら、夏空に旅立って行きました。

 

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