今日の給食は「マーボー丼(ごはん)、春雨の中華スープ、みかん、牛乳」

「みかんについて知る」献立です。

 

これからの時期においしいみかんのお話です。

この日のみかんは、緑色が少し入っているのが特徴の「早生(わせ)みかん」です。

みかんとは、基本的には温州みかんのことをさします。「温州」とはかんきつ類の産地として名をはせた中国浙江省(せっこうしょう)の地名ですが、原産地は鹿児島県の長島(ながしま)とされ、中国から伝わったかんきつ類から偶然誕生したと考えられています。

 

みかんがおいしくなるための条件は大きく3つあるとされています。

①温暖な気候 ②日当たりのよさ ③水はけのよい場所

この条件に合うのは、太平洋側の急な傾斜がついている地域(主に静岡県・和歌山県・愛媛県)です。

有田みかん(和歌山県)や宇和島みかん(愛媛県)は、よく見たり耳にしたりする機会の多いみかんの種類かと思います。

 

最近では既存のみかんがどんどん改良され、早めの時期でもおいしく食べられる「極早生(9月頃から出回る)」、「早生(10~11月から出回る)」が多く出てくるようになりました。特徴はさわやかな酸味と、緑と黄色が混ざった皮のみかんです。

今日の給食のみかんも、皮に緑色がついていますが食べてみるとしっかりあまさもあり、すっぱさのバランスもよくおいしいみかんでした。