ヨメナ 

キク科

撮影 2000.8.4高津区久地468付近で

解説

 徹底してキク科やイネ科を勉強してみたいとは思っているのですが、なかなかその機会がありません。いやその気持ちはあるのですが、実行できないでいるのです。少し自分の時間が持てるようになったらなどと思っているからでしょうか。
 少ししめった場所を好む多年草で、長い地下茎をのばして繁殖するそうです。茎は1�。ほどにもなるそうですが、本種は60cm内外でした。 葉は、互生で細長い形(皮針形といい、ヒシンケイと読みます)をし、周りにはあらいデコボコ(きょ歯といいます)があります。
 花は、直径3cm前後で、外側の舌状花(ゼツジョウカと読み、この根元に雄しべと雌しべがあります)は紫色ですが、中心の筒状花(トウジョウカと読みます。管状花:管状花という場合もあります)は黄色です。種が出来て、タンポポなどは風に揺られて空に舞い上がりますが、この花の種は毛(冠毛:カンモウと読み、種の上の方につく毛のことです)は、とても短く、飛ぶことが出来ないようです。葉や茎、花などには、匂いがあり、若い芽は食用になるのですが、もっともおいしく、優しい美しさがあるところから嫁菜(ヨメナ)と名付けられたようです。婿菜(ムコナと読みます)というのもあるそうです。

   

撮影 2000.8.4高津区久地468付近で