ヤツデの果実 別名:テングノハウチワ

ウコギ科

撮影 2002.4.3 高津区溝口 3−12−34 付近で

解説

 昨年の11月頃、しっかりと上を向いて花が咲いていました。それと同じヤツデの木なのですが、果実をビッシリ付けて、その重さに耐えられなくなったのかこのように下を向いています。別に恥ずかしがっているわけではないのです。
 黒く熟した果実の先を見てください。5本の毛のようなものが残っています。これは雌しべの花柱(カチュウと読みます)の名残(ナゴリと読みます)です。そういえば花の時の名残のようなものが見られる果物があることを思い出してください。ミカンの緑色のものはよく見ると5個ついていますね。これは何でしょう。リンゴのお尻の部分もよく見ると小さな五つの三角形をしたものがあります。これは花の時、何だったんでしょうね。果物などこんな名残を探してみても面白いですね。

   

撮影 2002.4.3 高津区溝口 3−12−34 付近で