ユズリハの果実 

トウダイグサ科

撮影 2000.12.12 高津区溝口 4−16−3 高津図書館で

解説

 まず葉の付け根を見てください。赤くなっていますね。これがユズリハの特徴のようです。この赤い部分は葉の柄、いわば葉柄(ヨウヘイと読みます)です。枝の先に集中して葉がくっついています。しかも互い違いにくっついています。初夏から秋にかけて役目を終えた古い葉が散り始め、新しい葉にその役目をゆずるように見えるところから、この名前がついたのだそうで、日本では親が成長した子にあとをゆずるということにたとえ、めでたい木とされています。そのためお正月には、この葉を下に敷いておそなえ餅を飾ったり、角松に使われたりしています。
 暖かい地方には自生しているものあるそうですが、庭木として植えられているのが多いそうです。この場合は、高津図書館の裏に植えられていて、高さは5〜6メートルほどありました。そのために撮影には苦労しました。ズームアップすれば簡単なのですが、できあがった写真は、どうしてもピントが甘くなります。本当ははしごにでも乗って撮れば一番いいのですが、それも出来ませんでしたので、これくらいで許してください。オス株とメス株(雌雄異株:シユウイシュと読みます)があります。この場合は果実があるのですからなに株か分かりますね。

   

撮影 2000.12.12 高津区溝口 4−16−3 高津図書館で