ヤブガラシ 別名:ビンボウガラシ

ブドウ科

撮影 2000.7.7 高津区久地 352 付近で

解説

  いやあ、この花には、まいりました。驚くほどぐんぐん伸びて、他の植物の日光を奪ってしまい、やぶを枯らしてしまうほど成長が早い、というところからこの名前がついたということで、名前の由来も変わっているのですが、私の家の小さな庭にもこの花が生えて、私は目に付くと抜き取っていたのですが、すぐまた生えてきます。実は土の中に長くて太い根を持っていてこの根を取ってしまわない限り、退治できません。花もじつに変わっていることに気づきました。
 この花を撮るために何度足を運んだことか。あまり目立たず淡緑色の花びらは、朝のうちに聞き、オシベとともにすぐに落ちてしまうのだそうです。何回足を運んでも無駄であったわけです。しかし、おまけがつきました。ハエの仲間が蜜を吸っているのを写すことができたのです。それ以前に覗いたときは、アリがやはり蜜を吸いにきていたのでしょう、これも写真に撮りました。
この花は、花びらが落ちても淡紅色をした花盤(カバンと読み花びらなどがくっついている台です)から蜜を出すのだそうです。
 左下の写真を見てください。ハエが食事している花は、花弁が反り返っています。その右側の花は、もう2枚は落ちています。ハエが食事し終わる頃には花弁は落ちてしまうのでしょうか。花弁とはカベンと読み、花びらのことです。

   

撮影 2000.7.7 高津区久地 352 付近で