ヤブタバコ 

キク科

撮影 2001.10.23 高津区溝口 6−17−12 付近で

解説

 日本全土、家の近くや野原などどこにでも生えている越年草(エツネンソウ:秋に種が落ち、冬を越して花が咲き果実を結ぶ植物のことです。2年草ともいいます)です。独特の匂いがあり、せのたかさはほんらい60〜90cmほどなのですが、この場合は一度除草され、それから再生したようで、50cmほどでした。根生葉(コンセイヨウと読み、根から直接生える葉のことです。)は特に大きくたばこの葉に似ているということから、この名前がついたそうです。花は、葉と茎の間から下向きにつき、ごらんのように並んでついているように見えます。舌状花(ゼツジョウカと読み、舌のような形をした花弁のことです)はなく、筒状花(トウジョウカと読み、花弁の根元がくっつきあって、筒のようになっている花のことです)だけですが、外側の筒状花は、雌しべだけの花で、種は出来ません。中側の花は、両生花(リョウセイカと読み、雄しべと雌しべがある)で種が出来るそうです。花の直径は、1cmほどです。この場合はまだ花が満開ということではないようで、筒状花の黄色が少ないようです。左下の写真で確認してください。  

   

撮影 2001.10.23 高津区溝口 6−17−12 付近で