ユウガギク 

キク科

撮影 2000.9.26 高津区久地 108 付近で

解説

 近畿地方以北の日当たりの良いところに咲く多年草だそうです。この場合も広い空き地で、とても日当たりの良いところに咲いていました。
 地下には、地下茎が横に広く伸び、茎の高さは70cmほどもありました。葉は、互い違いにつき、鳥の羽のような切れ込みがあります。茎の上の方の葉は、ギザギザもわりあいに少なく、長さも3cmほどのものが多いようでした。
 細い茎の頂上に、直径が2.5cmほどの頭花(トウカと読み、菊の花のようにたくさんの小さな花が集まって一つの花のように見える花のことです)を一つ付けます。外側の花びら(舌状花といいゼツジョウカと読みます)は、白色ですがほんのわずか紫色を帯びています。中心部の筒状花(トウジョウカと読み、短い花びらが筒のようになっています)は黄色です。ユウガギクという名前は、柚子(ユズ)のような香りがするところから、柚香菊という漢字を書き、ユウガギクになったのだそうです。

   

撮影 2000.9.26 高津区久地 108 付近で