12月18日(月)

4年生が社会科の授業をしていました。「特色のある地域」の一事例として国際交流を取り上げます。外国人との交流活動は、今や全国的にどこでも行われているということがあり、それが、「特色のある地域」と言えるのかは、よく考えて取り上げる必要があります。本校では、「横浜」を取り上げます。でもやはり神奈川県でいうと、横浜港によって世界とつながっている「横浜」を取り上げるのがいいと思います。子どもたちが住んでいる神奈川県に対する理解を深める観点から、学習上価値のある地域だと思います。授業では、既習の箱根、三浦を振り返りながら、横浜を学習していく問いを作っているところでした。

12月13日(水)

6年生が日清戦争・日露戦争のところの学習をしていました。ここでは、日本の国力が充実し国際的地位が向上してことを理解することをめざします。「どのようなして国力を充実させたのだろう」「どのような人物が活躍したのだろう」などの問いで学習を進めていきます。実際には、「大日本帝国憲法の制定のための取組」「日清・日露の戦争や条約改正に関わる主な出来事を年表に整理する」「陸奥宗光や小村寿太郎の外交努力」などについて調べる学習が行われます。また、世界地図を授業で使い、世界の中の日本を意識させることも大事だとされています。6年生後半になると学習が難しくなりますね。3年生は川崎市や人々の生活の様子は、時間の経過に伴い、移り変わってきたことを理解することをめざして学習していました。生活の道具の時期による違いに着目するために体験学習をしていました。3年生なので、どのくらいさかのぼるかという時間軸の問題があります。大正時代や明治時代までおよそ100年が目処になります。

12月8日(金)

3年生が社会科の授業をしていました。地域の安全を守る働きについての学習をしていました。消防署や警察署などの関係機関や関連する施設・設備を見学したり調べたりして学習を進めていきます。「火災からくらしを守る」「事故や事件からくらしを守る」の2つを学んでいきます。最終的に子どもたちに獲得させる学習内容は同じです。学ぶことは違うがゴールは同じと言えます。「相互に連携して緊急時に対処する体制をとっていること」「関係機関が地域の人々と協力して火災や事故をなどの防止に努めていること」を理解することです。社会科1年目の3年生に理解できよう興味をもてるように先生は準備して授業をします。「学校では火事にどうそなえているだろう」「人口は増えているのにどうして事件や事故は減っているのだろう」「地域の人は事件や事故を減らすためにどのようなくふうをしているだろう」という問いで学習していました。本校では問題解決的な学習(魚のとり方)を大事にしています。例えとして「一匹の魚を与えれば、その日だけの食べ物にしかなりません。しかし、魚のとり方を教えれば、一生の食べ物をあげたことになります」がよく使われます。

11月24日(金)

22日に5年生が3クラス研究授業を行いました。5年生は学習する順番を入れかえているので、本当はもう少し後に学習する場所です。「森林とともに生きる~育てて支える、未来の森林~」の学習の終わりの方では、国土の環境保全について、自分たちにできることなどを考えたり選択・判断したりできるように配慮する必要があり、そのことを念頭に授業づくりをしていきます。5年生では、我が国の国土に対する愛情、我が国の産業の発展を願い我が国の将来を担う国民としての自覚を養うようにすることを目指しています。言葉にすると固いですが、実際の授業では、楽しみにながら交流しながら和気あいあいと授業は進んでいきます。授業後は3つのグループに分かれ活発な議論がなされ有意義な研究協議会でした。

 

11月21日(火)

22日は5年生が3クラス研究授業をします。社会科としては後半の学習に入ります。「我が国の国土の自然環境と国民生活の関連について」学びます。まとまりとしては、自然災害、森林、公害の防止などを取り上げます。学年末には、地震災害、津波災害、風水害、火山災害、雪害などを取り上げます。他の指導場面と異なり、選択的な扱いになっていません。様々な自然災害の概要を理解することにより、国土に対する理解を深めるためだと思います。今回の授業は、「森林とともに生きる~育てて支える、未来の森林~」です。森林の育成や保護に従事している人々の様々な工夫や努力によって、我が国の国土の保全など重要な役割を果たしていることを理解していきます。子どもにはあまり身近ではない学習なので、先生がどのように分かりやすく、意欲をもてるように学習を進められるかが鍵となります。「林業従事者はどのように森林を管理しているのだろう」という問いで学習していました。子どもは意欲的に調べ学習を行っていました。

 

11月17日(金)

5年生は1クラスが11月15日に公開授業があったので、今度は3クラスが11月22日(水)に研究授業をします。学習する場所は「森林の育成や保護に従事している人々」です。まず、国内の森林資源の分布や働きなどに着目するので、地図に色を塗ったり、データから現状を読みとったりという活動が行われていました。ここでは、5年生なりに、一度破壊された環境を取り戻すためには長い時間と多くの人の努力や協力が必要であることに気づいてもらいたいという意図があります。自分たちには何ができるかなどと、自分たちに協力できることを考えたり選択・判断したりすることで、自分ごととして捉えてもらい、関心を高めるように配慮しています。

11月16日(木)

昨日、本校で「川崎が考える社会科授業研究会」がありました。120名ほどの参観者があり、社会科の授業について熱く語り合いました。授業公開したクラスの先生と子どもはたくさんの参観者に囲まれ、緊張したのではと思います。先生の授業の進め方、また、子どもたちの学習の取り組み、発言が川崎市の他の学校の先生たちの参考となるようなとても良い授業でした。

 

11月14日(火)

4年生が単元のまとめの学習をしていました。まとめ方は、GIGA端末かノートどちらかを選んで自分で決めていました。このような自由度が高くなる学習は、子どもたちの真剣さが活動の充実度を左右します。子どもたちは学習の足跡である、ノート、タブレットを見ながら集中して活動していました。学校教育の役割は最終的に「自助意識」を醸成することなありますが、今回、2019年の台風を取り上げ、自然災害についての基礎的な知識を学ぶ場をもち、防災意識が養われ、それが、自分の命を守る行動につながっていくことを願います。

11月13日(月)

5年生が多目的ホールで授業をしていました。11月15日のための練習の意味もあります。もう数回経験したので、普段と違う場所で授業するのも慣れたようです。情報を生かす産業の単元です。販売、運輸、観光、医療、福祉などの産業から選択して取り上げることになっています。今年は医療を取り上げ学習を進めています。現在、社会の70%以上の人が第3次産業に従事しています。こんな社会の実態と社会科の指導時間が隔たりがあるので、情報に焦点を当て、情報を活用して発展している第3次産業に対する理解と関心を深めるための学習指導要領の改訂なのでしょうか。時間的にみると、社会科の授業時数の占める割合が少ないですが、時数以上に現在の社会、生活に近く大切な学習であるのかなあと思います。しかし、情報は目に見えにくいという課題があります。また、システムが高度で分かりにくいといえます。今回、中心に取り上げる「メディカルカード」が子どもたちにとって情報伝達のシステム等に深入りすることなく、具体的で楽しく、分かりやすい授業となるといいなあと思います。

 

11月8日(水)

昨日は4年生が3クラス校内研究授業を行いました。2クラスが「川崎市では2019年の台風の時を生かし、今後の風水害に対してどのような備えをしているだろう」という問いでした。1クラスは「今後起こる可能性が高い風水害に対して、自分たちができることは何だろう」という問いです。「自助」への意識を醸成させたいという4年生の思いが伝わってくる授業でした。ゲストが授業に登場して話をしてもらったり、調べたことを一人ひとりがスライドにしてGIGA端末で共有したりと学習活動も工夫されていました。授業後の協議会では、3つのグループに分かれ、熱心に話し合いが行われました。講師の先生に指導講評をいだだき、協議会を終えました。

11月7日(火)

11月8日は、4年生が4クラスのうち3クラスが社会科の研究授業をします。全職員が1年間に1回は研究授業をしようということで意欲的に研究に取り組んでいます。もう1クラスが「川崎市では今後起こる風水害に対してどのような備えをしているのだろう」という問いで学習していました。2クラスが明日、これに似た問いで学習する予定です。4年生は、調べたことを子ども自身がスライド化してクラスのみんなとGIGA端末で共有したり、学習したことを関係図にまとめたりする活動を取り入れてきました。5年生は「電子カルテで集められた情報は何に活用されているのだろう」という問いで学習していました。こちらも11月18日の公開授業に向け準備を進めています。

11月6日(月)

11月15日公開授業をする5年生のクラスが1時間目、多目で社会科の授業をしていました。他の2クラスは同じ所の授業を教室でしていました。「電子カルテがあることで、病院内にどんなメリットがあるだろう」という問いで学習していました。情報を活用して発展している産業として、今年は「医療」を取り上げて学習しています。医療は、様々な機関と連携したり、離れた地域間で情報を共有したりすることによりサービスの向上に努めています。今回「電子カルテ」から追究をしていきます。4年生は、11月8日が3クラス研究授業なので、予定通りに授業を進めていました。「川崎市は今後起こる風水害に対してどんような備えをしているだろう」という問いで学習していました。

11月2日(木)

教室を回ると、5年生と4年生が社会科の授業をしていました。5年生の情報に関する学習事項は時代の変化を受けて変わってきています。2020年からは、教育や福祉、医療、防災などに見られる「情報ネットワーク」に代わって、「情報を生かして発展する産業」を取り上げるようになりました。そしてここでは、販売、運輸、観光、医療、福祉などの産業の中から選択してとりあげます。今年は、中野島小では「医療」を取り上げるようです。ここの授業は、11月15日(水)に公開授業となります。川崎市内から100人以上の参観者があります。教室には入り切らない人数なので、4階の多目で公開授業を行います。5年生の公開するクラスは雰囲気に慣れるため、今日から社会科の授業は、11月15日まで多目で行います。4年生は4クラス社会科の授業をしていました。先生が1人休んでいましたが、隣のクラスの先生が進めました。先生同士で協力して助け合います。4年生は11月8日が校内の研究授業なので、それに合わせて調整しながら進めます。「自然災害に備えるまちづくり~自分には何ができる!?自助意識を高めよう~」でわかるように、「自助」への意識の醸成をめざしてます。防災教育は学校教育全体で進めていきますが、自然災害についての基礎的な知識を身につける教科は社会科しかないので、社会科で防災基礎をしっかり学ぶことが、自分の命を守る行動につながると思います。

11月1日(水)

4年生が2クラス社会科の授業をしていました。授業の中で、何度も出でくる「自助」「公助」「共助」という言葉ですが、自然災害から身を守る「自助」意識を養うためには、学校で日頃から防災訓練や避難訓練などを通して命を守るための防災実践力を養うとともに、それらの実践をしたり行動したりするための自然災害や安全対策についての基礎的な知識や技能を習得させる必要があります。また、命の大切さや思いやりの心、助け合いの精神を育てる必要があります。この社会科の学習が「自分は何をすべきか」「自分にできることは何か」など自然災害に備える「自助」の中身を考える基盤になってほしいです。授業中に出でくる、多摩区危機管理室の方の「水害被害は年々大きくなっている」という言葉を忘れたくないなあと思う授業でした。2021年は2017年の約2.7倍の被害額にあらためて驚きました。

 

10月31日(火)

4年生が3クラス社会科の授業をしていました。3クラスがほぼ同じ所の授業をしていたので、11月8日(水)の校内研究に向けて、時間を調整しながら学年で協力して進めているようでした。「自助・共助・公助」という言葉がありますが、学校教育の役割は「自助意識」を醸成することにあります。現に子どもたちも「自助袋」というものを用意しています。社会科における防災教育の視点は「公助と共助」の視点から社会の様々な機関や人々の働きを学びます。今回は、多摩区の危機管理の職員の方に協力をいただき学習しています。資料もたくさん提供していただいてます。「2019年台風19号の時、川崎市ではどのような対応をしたのだろう」という問いで学習していました。

10月27日(金)

3年生が「施設・設備などの配置」に着目するということで、今日は校内の火災報知器、消火栓などを調べていました。このような調べ活動を進める中で、「緊急時に対処する体制をとっていること」「火災防止に努めていること」をしっかり捉えさせます。5年生は、「なぜテレビ以外からでも情報を得ようとするのだろう」という問いで学習していました。ここでは、情報媒体にはそれぞれ伝え方・伝わり方に特徴があること、その中には、不確かなものや誤ったものもあることを確認しておきます。さらに、今度は受け手として、確かな情報を収集・選択して、様々な観点から比較して判断する大切さにも気づいてほしいという意図があります。

10月26日(木)

3年生と4年生が社会科の授業をしていました。3年生は「消防司令センターは何をしているのだろう」という問いでした。4年生は「2019年台風19号のとき、川崎市はどのような対応をしたのだろう」という問いでした。3年生と4年生で学年が違うので、関係があまりないように思われますが、実は、学習の積み上げという点でとても関係が深いです。4年生の「自然災害から人々を守る活動」で押さえたいことは2つあります。1つ目は「自然災害に対して協力して対処してきたこと」、2つ目は「今後想定される災害の対して様々な備えをしていること」です。キーワードは「対処と備え」です。このキーワードは、3年生の火災や交通事故を取り上げた学習の「対処と防止」ですでに獲得済みです。4年生の子どもたちは忘れていると思いますが、4年生の先生は前学年の学習を子どもに思い出させるのも効果的かもしれません。今日は4年生の2クラスが多摩区危機管理担当の方の話を聞きました。内容は「2019年の台風19号」についてです。本校にも約2000人の方が避難してきました。5年生はこの前とは違うクラスが放送を取り上げて学習していました。

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10月25日(水)

今日は6年生が4クラス社会科の研究授業を行いました。「明治の新しい国づくり」という単元です。授業後は、2人の講師の先生をお招きして研究協議を行いました。6年生は27日(金)に鎌倉に見学に行きます。時代は少し遡りますが、昔、神奈川県の鎌倉が武家政治の中心になった場所であることを寺社仏閣、切り通し、文化財から探る見学とまります。観光としても人気がありますが、貴重な体験学習となります。